失恋、仕事の大ミス…「もうダメだと思ったとき」の3つの対処法を教えます【芸人人気NO.1講師】
放送作家、NSC(吉本総合芸能学院)10年連続人気1位であり、王者「令和ロマン」をはじめ、多くの教え子を2023年M-1決勝に輩出した・桝本壮志のコラム。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【写真】令和ロマンに学ぶ、大人を「ホメとムチ(無知)」で手なずける技術
「いろいろ限界で芸人を辞めようかと……。近々、会えませんか?」。先日、元教え子からこんなLINEが来ました。 生きてりゃ「もうダメだ」と思うことは何度だってあるもの。いくら大人になっても、リーダーポジションに就いても、パパやママになっても「もうダメだ」は襲ってきます。 教え子と待ち合わせた喫茶店に早めに着いたので、今回は「もうダメだと思ったとき」の、僕なりの対処法、思考法を綴っていきたいと思います。
「もうダメだ」のセットは2つの「イシ」
喫茶店で、コーヒー×トースト×サラダのモーニングセットを注文。 もしも、「もうダメだ」がモーニングだとしたら、僕はコーヒーに“2つのイシ”をセットしています。 1つ目は、「時間は最良の医師(イシ)」という感覚。 心がべこんと凹んだときは、どんなに優秀なカウンセリングや、友人の励ましの言葉よりも“時間がたつ”や“待ってみる”が最良の癒しや打開策になったりします。 片思いの人に告白して「好きな人がいる」で大失恋したけど、数ヵ月後にリトライしたらOKだったという事例があふれているように、実は「もうダメだ」ではなく“「今はダメだった」ということが大いにあるから”です。 2つ目は、「もうダメだを楽しむ意思(イシ)」 頭が激情でいっぱいになることは非常に苦しいことですが、脳が最も活性化されるのは“強い感情が起ったとき”。 ポジティブかネガティブかに関係なく、強い感情がわいたときに活性するんだそうです。 これを知ってから僕は、悲しみ、怒り、凹みなどのネガな感情が湧いたときこそ、「今どんどんクリエイティブになってるぞ」「この境遇を活かした新アイデアが生まれないかな?」など、楽しんでみる意思を持つことをデフォルトにしています。