「一番の課題」打撃強化へ猛練習、終了後に倒れ込む選手相次ぐ…新井監督「秋はギリギリまで追い込める」
広島の秋季キャンプが4日、宮崎・日南で始まった。新井監督が「一番の課題」と語る得点力の向上に向け、野手陣は初日から精力的にバットを振り込んだ。
今季は一時首位を走りながら、打線の迫力不足から投手陣の負担が増え、終盤の大失速につながった。指揮官は午前9時から打撃練習が始まると自らバットを持ち、若手に直接指導を行う場面も。日没近い午後5時まで打ち込み、最後のティー打撃では野手全員が約1時間にわたってバットを振り続け、終了後に倒れ込む選手が相次いだ。
「春と違って秋はギリギリまで追い込める。頭で考えてやることも大切だけど、数をこなして体にすり込ませてほしい」と新井監督。初日からチーム伝統の猛練習で来季に臨む姿勢を明確にした。(新田修)