メジャーでもWBC後遺症?!米メディア報道
(4)レンジャーズの捕手、ジョナサン・ルクロイ(米国代表)。ダルビッシュとバッテリーを組む捕手だが、「5月1日まで打率.200、出塁率.246。今は.263まで上昇してきた」と同記事。 (5)アストロズのカルロス・コレア(プエルトリコ代表)。22歳ながらメジャー屈指の好遊撃手で、アストロでクリーンナップを打つ。 「4月27日まで打率.219、開幕からの24試合で2本塁打。最近は状態が上がってきた」。 (6)メジャーを代表するカージナルスの捕手、ヤディア-・モリーナ(プエルトリコ代表)。 「彼は昨年の夏から自他ともに認めるWBCのリーダーで、プエルトリコの選手たちと連絡しあってきた。しかしスカウトたちは、開幕当初はブロックするなどの動きが活発ではないと感じていた」 (7)アストロズのクローザー、ルーク・グレガーソン(米国代表)。 「彼は今季の防御率が8.49。11回2/3を投げ、17安打を打たれ、5四球を与えた」 (8)アストロズの三塁手、アレックス・ブレグマン(米国代表)。将来有望と期待される23歳。「WBCでは予想された通り、あまり出場機会がなかった。開幕後はアストロズの2番を打ったが、4月14日までは打率.231。アストロズは彼の打順を下げた」。 (9)オリオールズの三塁手、マニー・マチャド(ドミニカ共和国)。昨季は打率.294、37本塁打を記録、オリオールズの3番を任されている。「彼はWBC大会のスターの一人。しかし4月25日時点では打率は.188、長打は6本。ようやくパワーを発揮しはじめた」。 同記事では、不振の理由として、匿名の評論家の言葉を借りて、「スプリングトレーニングではなく、このようなトーナメントが終わったとき、一息つくという瞬間がある。私はWBCのファンだが、このように不振に陥るという一定のリスクはあるだろう」と説明。ア・リーグの某球団のフロントは「うちの選手には影響があった」と、ハッキリとWBCの後遺症があったことを断言したという。 不振選手に数えられたコレア、ブレグマン、グレガーソンのほか、ベネズエラ代表のホゼ・アルトゥーベ、日本代表として青木宣親を送り出したアスロトズのヒンチ監督は、ESPNの取材に対してこう答えた。 「うちのチームは参加選手が多かった。どのような影響があるかは選手個々によって違う。WBCによって開幕準備へのルーティンが、こなせないことを我々は軽視しているのかもしれない。激しい試合の後の、開幕前のオープン戦の最終週では、選手たちがスランプにおちいっているのは明らかだった」 同記事は「2017年のWBCはすばらしい成功を収めたが、一部の選手にとっては諸刃の剣でもあるようだ」と締めくくられている。