「正直良い思い出よりも辛くて苦しかった思い出が蘇ってきます」怪我に悩まされた苦労人がFC東京からFC町田ゼルビアへの完全移籍を決意
「町田の一員として戦えることをとても嬉しく…」
2024年12月30日、中村帆高のFC町田ゼルビアの完全移籍が発表された。 2020年に明治代からFC東京に加入すると、右サイドバックとして台頭。ルーキーイヤーからいきなり主力級の活躍を見せた。しかし、その後は度重なる怪我に悩まされて、なかなか本領を発揮できなかった。 【画像】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! 怪我さえなければJリーグトップクラスの実力者に成り上がっていた可能性もあるほど才能豊かなDFだけに、今回の移籍を機に進化を遂げられるか注目したい。 FC東京のリリースには中村本人のコメントが以下のように記されている。 「このたび、FC町田ゼルビアに完全移籍することになりました。大卒から5年間、本当にありがとうございました。東京を離れる決断をして今思うことは、ここでは書き切れないほどの感謝の気持ちです。 この5年間を振り返ると、正直良い思い出よりも辛くて苦しかった思い出が蘇ってきます。そんななかでもここまで踏ん張ってやってこられたのは、間違いなく手を差し伸べてくれて支えてくれた方々のお陰です。 チームは変わりますが、成長した姿を見せられるように、自分を信じて自分らしく頑張ります。本当にありがとうございました」 そして、新天地の町田のファン・サポーターに向けてはこう抱負を述べている。 「FC 町田ゼルビアに関わる全ての皆様。初めまして。この度 FC 東京から加入することになりました中村帆高です。町田の一員として戦えることをとても嬉しく思います。チームの目標のため、熱く戦い走り抜きます。応援よろしくお願いします」 FC東京での苦労が町田で報われるか。黒田剛監督の下で覚醒してほしい。 構成●サッカーダイジェストTV編集部