引っ越しに養子縁組、改名、整形手術…20代女性が明かす、リベンジポルノ被害の「深刻すぎる現実」
娘が語った本当の気持ち
現在は別人として社会生活を送っている娘さんにも協力して頂き、これまでのことを振り返ってもらった。 「あの時の絶望は忘れようとしても忘れられるものじゃありません。今の私を見て、あの時の画像と同一人物だとわかる人は誰もいないと思いますが、相変わらず止むことのないリベンジポルノについて見聞きしてしまうと、未だに冷水を浴びせられたような気分になって鳥肌が立ちます。 私のように隠し撮りされたのでしたら、それは不可抗力かも知れませんが、自分の意思だとしても安易にプライベートな画像を撮影したり記録するのはやめた方が良いと思います。 私は気の遠くなるようなお金と時間を使って別人として生まれ変わることができましたが、家族には相当の負担をかけてしまいました。家族には一生かかっても謝罪しきれませんし、感謝もしきれません」
すべての過去を捨てて
ちなみに娘さんは、仲が良かった友人を含め、過去の交友関係を一切断ち切っている。 「そこまでする必要があるのか」とも思えるが、 「そこまでしないと生き直せなかった。私という人間は過去と一緒に一度葬らないとダメだったんです」 と娘さんは語った――。 清水 芽々さんの連載記事「夫がリストラされ、乳飲み子を抱えて地方移住した37歳主婦…「高齢者のパシリ」「職場では村八分」 夢も希望も打ち砕く「奴隷生活」が待っていた」もあわせてどうぞ
清水 芽々(ノンフィクションライター)
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