<怪獣8号>初任務で死亡フラグ回収?迫力と緊迫感に満ちた戦闘回に「チートすぎるやろ!」「レノくん死なんよな?」
アニメ「怪獣8号」(毎週土曜夜11:00-11:30ほか、テレ東系列ほかにて放送/X(Twitter)にて全世界リアルタイム配信/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第6話「夜明けの相模原討伐作戦」が5月18日に放送された。日比野カフカ(CV.福西勝也)と同期隊員たちとのほっこり交流ドラマを見せてくれた前話から一転、今話は全編バトルシーンとなる緊迫感高まる展開に。亜白ミナ(CV.瀬戸麻沙美)の本獣狙撃が視聴者の度肝を抜いた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】今話も活躍、クールな表情をみせる四ノ宮キコル(CV.ファイルーズあい) ■隠れた逸材だったレノ、覚醒は近い? 防衛隊員が怪獣に立ち向かえるのは、対怪獣武器とスーツのおかげだ。怪獣の組織から作られた特殊スーツは装着者の適性に応じて発揮できる力に差があり、それが解放戦力と呼ばれる数値になる。対怪獣武器も解放戦力に応じて威力が上がるため、数値が隊員の戦闘力の目安になっている。第1話でモンスタースイーパーだったカフカは怪獣の解体に四苦八苦していたが、今話では余獣とは言え、解放戦力1パーセントで易々と解体していた。ちょっとした怪力で、1パーセントのカフカでこれなのだから、防衛隊の面々が自衛隊の火力で太刀打ちできない怪獣と戦えるのも納得というものだ。 副隊長・保科宗四郎(CV.河西健吾)によるとほとんどの隊員が解放戦力20~30パーセント止まりだが、ごく一部その壁を越え、隊長クラスに成長してゆく逸材がいるという。現在は四ノ宮キコル(CV.ファイルーズあい)が50パーセント超えでその筆頭だが、保科が兆しを感じているのがもう1人、市川レノ(CV.加藤渉)だった。 自衛隊出身のホープ・神楽木葵(CV.武内駿輔)、東京討伐大学首席卒業の出雲ハルイチ(CV.河本啓佑)、八王子討伐高専首席卒業の古橋伊春(CV.新祐樹)といった有望株が揃う同期の中に埋もれていたが、彼も防衛隊に入隊できる才能を持った者。訓練のときから着実に解放戦力を上げてきおり、初の実戦となった今回では1人で余獣を倒す働きを見せた。ここまでカフカのサポート的立場で描かれてきたレノだが、この先どう覚醒していくのかが楽しみなキャラクターになってきた。 ■「威力エグい!」解放戦力96パーセントのミナの戦闘力 いくつかの隊で構成される日本防衛隊だが、第3部隊を率いているのがカフカの幼馴染みであるミナ。隊長の力がどれほどのものなのか、今回は彼女の力もついに明かされた。ミナの解放戦力はほぼ全開に近い96パーセント。レールガンのような代物で本獣を狙い撃ち、初弾で核を露出。次弾で正確に撃ち抜いていく。射撃シークエンスから本獣が粉砕されるまでのアニメーションは圧巻で、「ミナさんぱないっす!!!!!!!!!」「チートすぎるだろ」「威力エグい!」など、視聴者が一斉に盛り上がった瞬間だった。 続いてミナは3弾、4弾と射撃し、すでに生体反応が消失した本獣の体躯を容赦なく吹き飛ばしていく。その行為はカフカに今の自分との差を教えるようでもあり、“ここまで追い付いてこい”というカフカへのメッセージのようでもあった。 ■怪獣9号再び出現!レノと伊春の運命は!? 一方、カフカは自分が戦力になっていないことに焦りを覚えるが、怪獣解体を行っていた前職の知識を生かし、余獣の核の位置を発見。さらに、余獣にも増殖器官があることも発見するというファインプレーを見せる。怪獣討伐は本獣を倒しただけでは終わらない。むしろ本獣を倒した後にあふれ出てくる余獣の掃討こそが、隊員たちの戦場になる。ミナが本獣を粉砕したのは余獣の発生を抑える意味もあったのだろうが、それでも残った増殖器官から無数の余獣が生まれてくる。 多くの隊員がへばっていく中、新人有望株たちは必至の働きを見せ、その1人にはレノもいた。実戦を経験することで、高専首席の伊春が付いていけないほどの急激な成長を遂げていくレノ。しかし、さらに余獣掃討に向かおうとしたとき、レノと伊春は不審な人物と遭遇する。民間人退避区間の中、なぜかいたモンスタースイーパーの男。2人は知る由もないが、この男こそが先の訓練で現れた謎の怪獣――怪獣9号(CV.吉野裕行)だった。 前話ラストで保科が隊員の死亡フラグを立てたこともあり、SNSでは「いきなりヤベーやつとエンカウント」「ひぇ~~~、レノくん死なんよな??」「レノより伊春くんのほうが死にそうでヤバイ」など、悲鳴がある事態となっている。 ■文/鈴木康道