中学受験、出遅れた!? 通塾4ヵ月の親子が痛感している「小5スタート」4つのデメリット
デメリット(2)超難関校への圧倒的な遅れ
超難関への対策は小4から始まっています。 小5で入塾した子供はまず『塾に慣れる』ことが先決になるため、難関校対策の案内すら耳に入りません(塾も紹介しない)。すでに高いレベルで猛ダッシュで進めている同級生がいるのです。 彼ら彼女らの学習貯金はそれなりに貯まっています。 そこに貯金ゼロが対応するには相当なポテンシャルや鍛錬ないと厳しい。 よって、超難関を目指すには小5スタートではデメリットが多いと思われます。
デメリット(3)競争力の低下
早期から受験勉強を始めた生徒は既に何度も模試を受け、『周囲の生徒よりも良い成績をとること』が中学受験というゲームの攻略法だと気がついています。 5年生から始める場合はテスト経験値が圧倒的に少ない。 そのため、イマイチコツが掴めず低偏差値へ。 テストの面白みが分からず「受けてもどうせ低いんでしょ?」と思いがち。 本人の競争力が低くなってしまう可能性があります。 『小5から入ったんだ!最初は低くて当たり前』という大義名分はありますが、小4スタート組に早く追いつけば追いつくほど、日に日に勉強が面白くなることも事実。 早期スタート組よりも強い心と意思が必要とされる気がします。
デメリット(4)本人のやる気に左右される
本人が中学受験をするという意思が低い場合は小5からの参戦はお薦めしません。 これは断言したい。 本人ではなく親御さんが希望する場合は、3~4年生には塾生活を本人の『当たり前』にしておく作戦を遂行して下さい。4年生から通塾しているアドバンテージはなかなかのものです。 ぼーっと受けていたとしても、大手やそこに匹敵する塾で3年もしくは4年から所属していると、それなりの課題や宿題をこなしているはずです。 模試も受けていているため『場慣れ』もしています。 中学受験5年からスタートは、数か月間『場慣れ』と『追いつき』に費やします。 数か月で終われば良いですが、1年丸々使ってしまう可能性大。 やはり、早期アドバンテージは絶大なのです。