橋下徹氏に聞く!自民党の総裁選挙と立憲民主党の代表選挙のポイント 若手の台頭に「やっとそういう社会になった」と橋下氏
自民党の総裁選挙が近づく中、過去最多の顔ぶれが出そろい、世代交代の兆しが見え始めています。すでに出馬を表明したのが7人、出馬に意欲を示している候補者も含めると10人以上が検討しています。 【画像を見る】「政治とカネ」立候補予定者の姿勢異なる 橋下氏は「なぜ今になって!」 茂木敏充幹事長(68歳)、石破茂元幹事長(67歳)、林芳正官房長官(63歳)、河野太郎デジタル大臣(61歳)に加えて、特に注目を集めているのが若手や女性政治家です。小林鷹之氏(49歳)や小泉進次郎氏(43歳)が台頭し、女性では高市早苗氏(63歳)が出馬を表明、上川陽子氏(71歳)や野田聖子氏(64歳)も出馬に意欲を示しています。(いずれも9日時点)
小泉進次郎氏は、「足りないところを補ってくれる最高のチームを作ります」
JNNの最新の世論調査で、次の総理にふさわしい人の第1位となったのが、元環境大臣の小泉進次郎氏でした。先日の記者会見で小泉氏は、記者に「知性の低さ」について問われ、「足りないところを補ってくれる最高のチームを作ります」と答えました。 また総裁に選出された場合は「早期の解散総選挙」にも言及しています。この発言に対して、他党からも反応があり、立憲民主党の野田佳彦氏は「論戦したくない人ほど早く解散するものだ」と批判的にコメントしています。
橋下徹氏「僕も38歳でなんの経験もなく知事になった」
――小泉進次郎氏の総裁選出馬について、橋下徹さんはどのように受け止めていますか? 橋下徹氏「まず、43歳での日本のリーダーに立候補するというチャレンジ、これだけで敬意です。小林鷹之さんも49歳だし、やっとそういう社会になってきた。僕は非常に嬉しい。」 小泉氏への「経験不足」批判に対して、橋下氏は異議を唱えました。「チームでやることだし、僕も38歳でなんの経験もなく知事になったわけだから」と述べ、「努力しながらやるということもある」としました。また、「知的レベル」などと問われた際の小泉氏の対応についても、「43歳ですごいな。俺だったら全く会見中止になっちゃうね」と述べました。 ただ、橋下氏は「これはあるところで聞いたんだけど」と前置きしつつ、小泉氏の会見では記者席が座席指定・事前登録制であり、質問内容も事前に把握されていた可能性があると指摘。しかし、その応対については「それが戦略だったとしても、アドリブだったとしてもすごい」と感心しました。