ルノー・日産・三菱自のトップが会見(全文2)日産の会長になろうとは思わない
資本関係見直しは先送りするのか
日本経済新聞:日本経済新聞の【イトウ 00:33:12】です。2点あります。まず1点目お伺いしたいんですけれども、資本関係の見直しですが、フランス政府が両者の統合なんかを求めているという情報が伝わっておりまして、資本の見直しについて今日、一切触れられておりませんけれども、これは棚上げ、先送りということなんでしょうか。棚上げや先送りなのであれば、例えば年内というような数カ月単位で事が動くのか、それとも2年、3年掛けて、数年掛けて考えていくべき話なのか。スナール会長と西川社長にお伺いしたいです。まず1点目です。 スナール:あらためて申し上げますけれども、これが今日のポイントではございません。フランス政府は株主で、フランス政府は株主として私どもは尊重しております。ただルノーという会社、そしてほかのパートナー会社である日産と三菱自動車にも将来があります。そしてアライアンスというのはまさにその将来の象徴です。ですからそこに集中しましょう。ここが一番重要なところです。 私はこのアライアンスボードの議長として、この3社がどこに見ているのかということをはっきりと申し上げたいと思います。私どもはこの将来に向けて検討していて、今申し上げた説明内容で将来に向けて取り組みをしていきたいと思っております。それが今、集中しているポイントであり、そこに今、集中したいと思っております。以上です。 西川:今、スナールさんがおっしゃったとおり、これは益子さんの言われたことも同じですけども、われわれのアライアンスをやる価値というのは、ここにある原則でどれだけの成果を出していけるか、それがどれだけルノーを強くするか、あるいはどれだけ三菱さんを強くするか、どれだけ日産を強くするか、もうそれに懸かってるんですね。 その仕事をわれわれ、この新しい形で加速をしていくということがポイントであって、これは今もそうですし、将来的にもこの価値の源泉というのは変わらないというふうに思ってますので、そこをどうやって維持していくのかということ。 今、われわれはスタートします。これからどうやって維持していくのかっていうのはわれわれがこれから継続して、われわれ自身が評価をしながら進めていくということであって、決して何か、これがファーストステップで、次に何か数カ月後に来るということを議論しているわけではないっていうことです。 スナール:まだ新しいスタートの【*** 00:35:54】に立ったばかりですから、それをちょっと見ていただければ幸いです。ただ、びっくりされると思いますよ。本当にすごいスピードでこの時代を駆け巡っていきますから、びっくりされると思います、スピードアップしますから。