ルノー・日産・三菱自のトップが会見(全文2)日産の会長になろうとは思わない
ルノーは完全合併を念頭に置いているのか
Automotive News:こんにちは、Hans Greimelです。Automotive Newsからまいりました。確かにこれは新しいスタートという印象があります。西川さん、こんなににこにこしているなんて久しぶりですね。良いスタートを切られましたね。ではちょっと歴史についてお話ししたいと思います。経緯ですね。これはお二方、フランス人のボロレさんとスナールさんへの質問です。 ゴーンさんが最近おっしゃっていたんですが、ゴーンさんは逮捕前に完全合併を考えていた。いわゆるホールディング会社をつくると言っていたんですね。ルノーと日産の間で、株式の持ち合い会社をつくるということだったんですけれども、それは実際に逮捕前の方向性だったのでしょうか。2018年辺りのことなんですけれども。ルノーはいまだにその戦略を念頭に置いているのでしょうか。念頭に置いていないんだったら何が変わったんですか。 スナール:簡単に回答すると、私は今おっしゃったことは目にしているわけではありません。私、おりませんでしたから、そのころは。ですから状況はその状況として直視をして、私は将来に目を向けているんです。これはこちらにいらっしゃる方々の合意に基づいて、私は今説明した内容に集中しているということです。これは新しいフレッシュなスタートでありここに注意を払っています。私は過去ではなくて将来に目を向けています。それが私が、私自身がやるべきだと思っているタスクであります。 Automotive News:当時スナールさんはいらっしゃらなかったので、いらっしゃった方々にお聞きしたいと思います。ボロレさんと西川さん、それぞれの理解についてお話しいただけますか、当時について。 ボロレ:最終的にどのような会社にもプロジェクトというのはいろいろあるわけですが、それらのプロジェクトというのはもしかしたらある一定の、過去にあった状況の中でプロジェクトは策定されたかと思いますが、今スナールさんがおっしゃったように将来に目を向けていますから、それが重要なところなんですね。 スナール:それで回答になっていると思いますけれども、ありがとうございました。 司会:ありがとうございます。では奥の前の方。