巨人OB会・総会 王貞治さん、「バットただただ力いっぱい振るんじゃなく丁寧にボールと結び付けるのがいい」阿部監督にエール
巨人OB会の総会が7日、東京都内のホテルで開かれ、王貞治・ソフトバンク球団会長(84)が出席。「ジャイアンツに30年、ホークスに30年。今の私の野球に対する思いはただ一つ、丁寧さです」と愛する古巣に金言を授けた。 巨人とソフトバンクはともにリーグ優勝を果たしたが、ポストシーズンでDeNAに敗北。王会長は「野球は投手と守備。バットは派手ですけど、なかなか思う通りにいかない」と力を込めた。 そして、プロの世界で60年間戦ってきた中で見出した”神髄”を説いた。 「投手が丁寧にコーナーを狙って、低く投げてという確率が高いほど、失点の確率は少ない。バットもただただ力いっぱい振るんじゃなく、丁寧にボールとバットを結び付けるのがいい」 「来年はジャイアンツとホークスで決戦しましょう」とのレジェンドの願いに、阿部監督も「ジャイアンツは日本一になってこそ初めて評価される。来年は日本一になって、この場でごあいさつさせていただきたい」と決意表明。日本シリーズの舞台で、王会長が手塩にかけて育ててきた若鷹軍団を破ることを誓った。
中日スポーツ