人気が爆発しているのは!?J1入場者数アップ率ランキング2位。大躍進も集客は課題? 国立頼みが否めないのは?
明治安田J1リーグは後半戦に突入し、FC町田ゼルビアがなおも首位に立っている。町田のようにファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJ1リーグ全20クラブの今季の1試合平均のホーム観客動員数を集計し、昨季からの上昇率をランキング形式で順位ごとに紹介する。(データは第24節終了時点)
2位:FC町田ゼルビア 本拠地:町田GIONスタジアム 収容可能人数:1万5320人 2023シーズン1試合平均:7426人 2024シーズン1試合平均:1万5204人 前年比:204.7% 今季のJ1リーグで首位を走るFC町田ゼルビアが、J1入場者数アップ率ランキングで2位となった。J2で過ごした昨季の1試合平均観客数が7426人で、今季はここまで1万5204人となっており、前年比は204.7%となっている。 J1初挑戦の町田はここまでJ1の名門クラブを驚かせる存在となっており、ファンの応援に熱が入っていることは間違いない。前年比2倍超の観客数もうなずける快進撃と言える。 上記の数字をみると、本拠地・町田GIONスタジアムの収容可能人数が1万5320人であるのに対して、1試合平均観客数が1万5204人となっていることから、連日満員であることが想像できるため、スタジアムのキャパシティ次第ではもっと観客が入るようにも見えるが、実際はやや異なる。 国立競技場で開催された第8節・ヴィッセル神戸戦と第24節・横浜F・マリノス戦がホーム扱いとなっている。神戸戦は3万9080人、横浜FM戦が4万6401人の観客数で、平均を大きく引き上げた。町田GIONスタジアムで開催されたゲームの最多観客数は開幕戦のガンバ大阪戦で1万3506人となっており、これは平均を下回っている。 それでも、国立開催の2試合を除いた平均は約9697人で、昨季の水準を上回っていることは事実だ。J1クラブの中で比較的歴史の浅い町田は、新たなファンを獲得している最中と言えるかもしれない。
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