「正直、そんなに売れないでって気持ちも(笑)」漫画家志望の高校生男女の青春物語『描くなるうえは』著者コンビと“師匠”絵本奈央氏の「師弟鼎談」が実現!!
絵本:すごく伝わります。感動しました、本当に。 蒲:ありがとうございます。 ――最後に、お互いへのメッセージをお願いします。 絵本:お二人のことは心から素晴らしい作家さんだと思ってますし、10年前からお世話になっているので、とにかく今以上にどんどん売れて、いろんな方に知ってほしいです。ですが正直な気持ち、そんなに売れないでっていうのもあります(笑)。 一同:(笑)。 絵本:複雑です(笑)。私も置いていかれないように頑張ります。 蒲:いえいえ、こちらこそです。絵本先生は描けないマンガがないですし、アシスタントさんに指示を出してまとめる監督さんとしてもすごいので、今もどうやったら絵本先生みたいにできるんだろうと思っています。 絵本:私はけっこうふわふわしちゃってたというか、特に蒲さんには「いい感じにしてください」みたいな言葉で投げちゃってましたけど(笑)。 蒲:絵本先生の職場ほど、資料とイメージで伝えてくださるところはなかったです。自由さを残してくれるのでやりがいもあって、「これ描いたんだ、へへっ」とこっちまでうぬぼれさせてくれました。楽しかったですし、この作品にまぜてもらえてうれしいなと、スタッフさんが気持ちよく作業されてたので、今のスタッフさんたちともそんな関係になれたらいいなと常々思っています。 絵本:ありがとうございます。蒲さんは上手なだけじゃなく、イメージ力もすごくあって、お任せした方がこちらの想像を超えるものが上がってきたんです。何でも上手だし、「こんなのいいな」と想像しながら描けるのが、すごくいいなと思っていました。 蒲:もったいない言葉すぎて、ちょっとダメですね(笑)。体熱っ(笑)。 絵本:長い間、ありがとうございました。 高畑・蒲:こちらこそ、ありがとうございました。