夏の終わりに「理想のTシャツ」に出会いました【スタイリスト福田麻琴】
スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの“愛するモノ”について語ります。 夏がそろそろ終わるっていうのに、やっと今年のTシャツに出会ってしまいました。 いや、でも10月くらいまでは着るだろうから賢い買い物ということにしましょう。 このSEZANEのTシャツ、何が良いかと申しますと、ものすごく普通なところです(笑)。 【写真で見る】パリ発人気ブランドのTシャツ、福田さんはどう着てる? 素材、デザイン、どちらもとてもTシャツらしいのです。 私、ヘインズのTシャツが好きでして、ずっと愛用しているのですが、少々クタクタになってしてしまいまして。 ヘインズのクタクタって、他のどんな服のクタクタよりもクタクタで、そのクタクタ感が好きな理由なんですが、カジュアルよりちょっとキレイめ気分な今、そのクタクタ感をうまく使いこなせていません。 さて、クタクタって何回言ったかしら。 Tシャツをキレイめな素材にすれば簡単な話なのですが、キレイなTシャツってアイロンをかけないといけない場合が多くて、それはそれでもちろん素敵だけど、もっと気軽に洗いざらしで着られるものを探していたんです。 それがこれ。 そりゃ3色買っちゃうよねぇ(笑)。 スタイリストらしい買い物でしょう!? 素材はコットンで、サイズはS。 さらっとした肌触りはまるで大好きなヘインズだし、ピタピタでもダブダブでもない、体からつかずはなれずの程よいサイジング。 なのにちょっと雰囲気があるように見えるのはフレンチブランドの上手なところ。 洗いざらしの多少のシワは、手抜きに見えない程度にムードがあって、まさに理想の一枚! 3色持っててもフル稼働中です。 シンプルなアイテムは難しくなってくるお年頃だからこそ、これだってアイテムに出会った時は色違い買いがおすすめです。 今はワイドパンツにインしてコーディネートすることが多いけど、秋はジャケットのインナーとして、ニットにレイヤードして、まだまだ活躍してもらおうと思ってます! 写真・文/福田麻琴
福田 麻琴