クラブワールドカップは2029年もアメリカで開催?実現すれば5年で5回目のビッグトーナメントを開催することに
サッカー人気が高まるアメリカ
FIFA(国際サッカー連盟)は2029年のクラブワールドカップの開催国として再びアメリカを検討していると『The Athletic』が報じた。 来年6月に開催されるFIFAクラブワールドカップ。開催方式を変更しての記念すべき第1回大会はアメリカでの開催となり、すでに組み合わせや日程も決まって着々と開幕まで日程が進んでいく中、FIFAはすでに次の大会を見据えているようだ。 同メディアによれば、2029年にクラブワールドカップをアメリカで開催する背景として、FIFAがこの大会のためにアメリカのスポンサーを固めることができるという考えがあること、また多くのヨーロッパの強豪チームにとってもアメリカは優先市場であり、その多くはプレシーズンツアーをアメリカ国内で行っていたりとアメリカでの知名度を高めていることから最適であるためだという。 仮に実現となれば、アメリカは5年間で5回のビッグトーナメントを開催することとなる。今年はコパ・アメリカが開催され、来年に第1回クラブワールドカップ、2026年には男子ワールドカップ、2028年にはロサンゼルス五輪がすでに開催されることが決まっている。また、2031年の女子ワールドカップもアメリカはメキシコとの共同開催を目指しており、わずか8年間で6回のビッグトーナメントを開催する可能性もあるようだ。 2026年にワールドカップの開催地が決定して以降アメリカのサッカー人気は向上している。アメリカではスポーツ観戦が文化的に根付いていることから集客面でも期待が持てるため、そういったのも含めてアメリカでの開催が考慮されているのだろう。現に今年のコパ・アメリカの観客動員数は1試合平均で49121人と非常に高く、準決勝のアルゼンチン対カナダの試合では8万人以上の観客動員数であった。 現状正式にはまだ何も決まってはおらず、2029年大会はアメリカ以外にもオーストラリアも検討されているといるとのこと。果たして2大会連続での開催となってしまうのか。
構成/ザ・ワールド編集部