「犬が死ぬ」「拷問」…映画の苦手場面を事前にチェック 新サイト「ミルマ」に肯定的反響
10月20日の正式オープンから、ミルマにはさまざまな意見が寄せられた。Xでは「便利だ」「映画はたくさん見るけど苦手な表現はある」といった肯定的な意見が大半だ。中には「好きな表現を見つける手段にもなる」という意見も。
「『表現規制を助長する』といった批判が多いかと思ったので意外だった」と本田さんは安堵の様子。
作る側からすると、ネタバレや表現の規制への懸念を持つ人もいそうだ。しかし、映画監督の平山秀幸さんは、「カレーに入っているニンジンが嫌いなら無理して食べなくていい。それでカレー自体が否定されはしない。映画はそんなにヤワな文化ではない」と否定的にはとらえていない。そして、「本当に力のある作品なら、嫌な表現を越えて感動が伝わるはず」と強調した。
本田さんは、「トリガーの有無で作品を評価したいのではなく、いわば『地図』。苦手な表現を避けるために利用するなり、あえて目指すなり、自由に使ってほしい」と話している。(岡本耕治)