銀行口座には投資詐欺の被害金 “他人に利用させる目的”で口座開設した疑いなどで3人逮捕 口座は「トクリュウ」に売却されたか
他人に利用させる目的で銀行口座を開設したなどとして、男3人が逮捕されました。口座は投資詐欺の振込先として使われていました。 逮捕されたのは、中国籍の顧倍聖容疑者(56)と無職の増田鉱士容疑者(39)ら3人です。警察によりますと、顧容疑者ら3人は今年4月、他人に利用させる目的で銀行で法人口座を開設し、兵庫県養父市の金融機関から通帳とキャッシュカードをだまし取った疑いがもたれています。 増田容疑者は経営実態のない“ペーパーカンパニー”を設立し、会社名義で口座を開設。顧容疑者らが1口座あたり5万円で買い取っていたということです。口座にはSNS型投資詐欺の被害者4人から計1100万円が振り込まれていました。顧容疑者はマニュアルを作成し、増田容疑者のような“名義貸し”をする人物を募り、計28口座を所有していたということです。 警察は3人の認否を明らかにしていませんが、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」に口座が売却されていたとみて余罪を調べています。
MBSニュース