「ユニクロ」の永久定番名品「スウェットシャツ」を徹底分析!最高にちょうどいい隠れたヒット作に迫る!
定番を見直してよりよいものに進化させる
ユニクロのスウェットシャツはフリースが大ヒットした当時からラインナップされ、長年、定番として位置づけられてきた。 【写真】ユニクロの永久定番名品「スウェットシャツ」の歴史、ディテール、着こなし画像をもっと見る! 定番のスウェットシャツは、ヴィンテージスウェットに見られるようなフロントのガセットがアイコンだ。サイズ感やフィッティングは時代の変化などに合わせて数年ごとにデザインを見直しているが、ガゼットはそのまま残っている。近年の大きな変化としては、20年からラグランスリーブがセットインスリーブに。また2022年には生地がよりなめらかなタッチのものにアップデートされた。
ユニクロがほかの低価格帯ブランドと一線を画しているのは、現代の【永久定番】をつくろうとしているところだ。いわゆる「ファストファッション」に分類されるブランドは、トレンドを素早く落としこんで手ごろな価格で店頭に並べる。対してユニクロは、素材開発などに時間をかけるスロウなものづくりを実践して、“長く着られる定番”を大量生産することで価格を抑えている。
シンプル、ベーシックを掲げるスタンダード・ブランドの大半は、どこかにロゴやタグ、ワンポイントが付いている。ユニクロはフリースが大ヒットした時代から徹底してロゴを排除してきた。このアノニマス性も現代では高く評価されている。 2010年代中盤に流行したノームコアが最近またリバイバルしているが、ユニクロはその中核をなすブランドとしても、重要な存在に。今ではファッションの真価がわかるおしゃれ通に支持されているのも、この歴史があってこそだ。
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