【実録】今話題の「公立中高一貫校」の合格までに払ったお金。改めて計算してみると“衝撃”の金額に!?「公文式・塾・市販教材」など、実際にかかった費用を紹介
習い事にかかったお金は約160万円
ここで、ある程度公立中高一貫校の受験を知っている人は、「そんなにお金がかかる?」、「そんなに小さい頃から勉強が必要? 」と思ったかもしれません。なぜなら、公立中高一貫校の入試は「適性検査」といって総合力を問う問題となっており、私立中学校の入試で出るような難問は基本的に出ないからです。 私立中学校の受験生は小さい頃から勉強を積み重ね、遅くとも4年生には入塾するのが一般的となっていますが、公立中高一貫校の場合は、子どもによっては小学校6年生から目指しても合格できるようです。 しかし、誰でも目指しやすいということはその分、倍率が高くなりやすいのです。筆者の子どもが受験した際は5倍を超えていました。 そこで勉強に限らない総合的な力が身に付くようにと、本人が希望した習い事はできる限りチャレンジさせました。特に長く続けたのは次の2つです。 ◆ピアノ教室に100万円超 まずはピアノです。こちらは3歳から6年生までの9年間習いました。月謝8000円だったので総額は約90万円、そのほか、教材費や発表会費用などを含めると100万円を超えているでしょう。 毎日継続して練習する力や、発表会では度胸を身に付けることができたのではないかと思っています。 ◆スイミングに約60万円 勉強と音楽のほかにはスポーツも必要だろうと考え、スイミングを習わせました。5歳から4年生までの6年間続けたので、月謝8000円で約60万円かかっています。 体力が向上したのはもちろんのこと、学校の水泳の授業では上手に泳ぐ姿をクラスの子に褒められることで、できる喜びを感じていたようです。
まとめ
公立中高一貫校への合格に直結したであろう、公文式の費用と塾代を合計すると……約230万円でした。習い事の費用まで含めると約400万円にのぼり、正直、衝撃でした。もちろん、すべてが受験のためではありませんし、学力以外にもさまざまな力を身に付けられたと思いますが、改めて金額を見ると驚きますね。 ただ、無事に行きたかった公立中高一貫校に進学でき、今は医師になるという夢に向かって頑張っている姿を見ると、親としては良かったと思っています。 出典 文部科学省 中高一貫教育の現状等について 執筆者:佐々木咲 2級FP技能士
ファイナンシャルフィールド編集部
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