流経大柏が大津との死闘を制す! 静岡学園、東福岡、前橋育英らがベスト8に名乗りを上げ、帝京はPK戦で涙を呑む!【選手権3回戦・全結果】
準々決勝は1月4日に開催
[高校選手権・3回戦]1月2日 1月2日、第103回全国高校サッカー選手権は3回戦の8ゲームを開催。流経大柏、静岡学園、東福岡、堀越などが準々決勝へと名乗りを上げた。 【動画】流経大柏がFW粕谷の決勝点で大津に競り勝つ! 第1試合では優勝争いを左右する一戦、東福岡vs阪南大高戦が行なわれ、前者が1対0でモノにした。前半8分にFW伊波が先制点を挙げると、攻撃自慢の阪南大高を鉄壁ディフェンスが見事に封じ込めて1対0の勝利。“赤い彗星”が8年ぶりの8強入りを果たした。 堀越はエースFW三鴨の4発固め撃ちなどで松山北に6対1の大勝。初出場ながら勢いに乗る東海大相模はこの日も攻守の歯車が噛み合い、東北学院に3対0の快勝を収めた。上田西vs矢板中央の一戦は実力伯仲の攻防戦となり、前者が2対0で勝利している。 フクアリ会場の第2試合では流経大柏と大津によるビッグカードが実現した。がっぷり四つに組んだ優勝候補対決は互いに一歩も譲らず、なかなかビッグチャンスを掴めないまま0-0で推移。ようやく均衡が破れたのは前半35分だ。流経大柏は一気呵成のカウンターからFW山野が俊足を飛ばして抜け出し、GKとの1対1を制した。後半14分にCKから大津のDF五嶋に同点弾をねじ込まれるも、流経大柏は同28分に山野の落としからFW粕谷が決めて勝ち越し。これが決勝点となり、プレミアリーグ勢対決を2対1で勝ち切った。 5年ぶりの全国制覇を狙う静岡学園は、2回戦で青森山田を破った高川学園と激突。高いボール支配率で押し込む静岡学園に対して、高川学園は堅守を軸に鋭い速攻とリスタートで対抗する。拮抗したゲームは0-0で進み、ついに後半4分に静岡学園が先制した。ロングカウンターからMF加藤がスピードを活かして突破し、最後はGKも抜いてゴールに流し込んだ。1点を争う好勝負は、終了間際にMF篠塚が決定的な追加点を挙げた静岡学園が2対0でモノにした。 復活を遂げたカナリア軍団・帝京と昨年度のインターハイ王者・明秀日立の一戦も白熱の攻防戦が繰り広げられた。ともに攻め切れずにスコアレスでハーフタイムを迎えると、後半1分に試合が動く。明秀日立がCKの流れから、MF柴田が左足を振り抜いてゴールをこじ開けたのだ。一方、攻めあぐねていた帝京は猛攻を展開。すると後半30分、味方のシュートをGKが弾いたところをFW土屋が押し込んで1対1とした。勝負の行方はPK戦に委ねられ、明秀日立がこれを5対4で制している。 前橋育英と帝京大可児が対峙したゲームは激しい撃ち合いとなった。前橋育英は前半6分にエースFWオノノジュのゴールで先手を取ると、2分後にもふたたびオノノジュが蹴り込んで早々に2点のリードを奪う。だが、帝京大可児も負けていない。16分にMF明石が1点を返すと、27分にはゴール前のこぼれ球に鋭く反応したエースFW加藤が蹴り込み、あっという間にスコアをタイに戻した。しかし帝京大可児は33分にGKが一発退場となってしまう。試合は10人対11人の闘いとなったが、後半になっても見応えある攻防戦を披露。それでも2対2のままPK戦突入かと思われた最終盤、前橋育英はFW中村が決勝点を挙げて、激闘にピリオドを打った。 3回戦の全結果は以下の通りだ。 【1月2日/3回戦】 東海大相模(神奈川) 3-0 東北学院(宮城) 東福岡(福岡) 1-0 阪南大高(大阪) 堀越(東京A) 6-1 松山北(愛媛) 上田西(長野) 2-0 矢板中央(栃木) 明秀日立(茨城) 1(5PK4)1 帝京(東京B) 静岡学園(静岡) 2-0 高川学園(山口) 前橋育英(群馬) 3-2 帝京大可児(岐阜) 流経大柏(千葉) 2-1 大津(熊本) 準々決勝の全対戦カードは以下の通り。 【1月4日/準々決勝組み合わせ】 [等々力会場] 東海大相模(神奈川)vs明秀日立(茨城) 東福岡(福岡)vs静岡学園(静岡) [フクアリ会場] 上田西(長野)vs流経大柏(千葉) 堀越(東京A)vs前橋育英(群馬) 構成●高校サッカーダイジェスト編集部
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