川崎F マクデブルク伊藤達哉を獲得の見通し 18年9月に日本代表招集
サッカーのJ1で4年ぶりに優勝を目指す川崎フロンターレがドイツ2部マクデブルクの元日本代表MF伊藤達哉(27)に獲得オファーを出していることが4日、分かった。複数の関係者によると、交渉は基本合意に達し、細部を詰めているという。 1メートル63と小柄ながら爆発的なスピードと技術で相手DFを置き去りにするドリブラーは、2015年夏に柏U―18から単身渡独。ハンブルガーSVのセカンドチームで研鑽を積み、17年9月のレーバークーゼン戦でトップチームデビューを果たした。東京五輪出場はかなわなかったものの、森保政権初陣となった18年9月の日本代表にも選出され、22~23年シーズンからマクデブルクでプレーしていた。初のJリーグ挑戦となる。 川崎Fは今季から組織構築に定評のある長谷部茂利監督(53)が就任。ドイツ1部通算20試合、同2部88試合出場を誇るドリブラーを加え、タイトル奪回を目指す。 ◇伊藤 達哉(いとう・たつや)1997年6月26日生まれ、東京都出身の27歳。柏レイソルの下部組織から15年夏にハンブルガーSVに加入。セカンドチームを経て17~18年シーズンにトップチームでデビュー。19年夏にベルギー1部シントトロイデンに移籍し、22~23年シーズンにマクデブルクに期限付きで加入。1年後に完全移籍した。1メートル63、59キロ。