ドルトムント、FWフュルクルクの後釜確保へ…21歳のドイツ代表FWバイアーと個人合意か
ドルトムントが、ホッフェンハイムに所属するドイツ代表FWマクシミリアン・バイアーの獲得に迫っているようだ。『スカイ・ドイツ』など複数のメディアが10日に報じている。 2023-24シーズン、ドルトムントの最前線にはドイツ代表FWニクラス・フュルクルクが君臨していた。2022-23シーズンにブレーメンでブンデスリーガ得点王に輝いた遅咲きのストライカーは、昨年夏にドルトムントへ加入すると、攻撃の軸として公式戦46試合出場16ゴール10アシストを記録。今夏のEURO2024でも活躍したが、今月5日にはウェストハムへ完全移籍することが発表されていた。 現在、チームにはコートジボワール代表FWセバスティアン・ハラーが在籍しており、今夏の移籍市場では、昨季シュトゥットガルトで公式戦30試合出場30ゴールという数字を叩き出したギニア代表FWセール・ギラシを新戦力として迎え入れた。ストライカーポジションには2名の実力者が在籍しているものの、フュルクルクの退団を受けて、ドルトムントは新たな“9番”探しに着手しているという。そのなかで、“第一ターゲット”となったのが、昨季ホッフェンハイムで躍動した若きストライカーだったようだ。 現在21歳のバイアーはホッフェンハイムの育成組織出身で、ハノーファーへのレンタル移籍から戻ってきた昨季より主力に定着。ブンデスリーガ33試合出場16ゴールを記録しただけでなく、今年3月にはドイツ代表に初招集され、EURO2024にも出場していた。 そんなバイアーに対して、ドルトムントは既に具体的な動きを見せており、2029年6月30日までの5年契約という条件でオファーを提示したとのこと。バイアー自身はドルトムント行きを強く望んでおり、既に個人合意に至っている模様だ。 なお、ホッフェンハイムは10日、フルアムとのトレーニングマッチを行い、0-2で敗れた。同試合のメンバーにはバイアーが含まれていなかったが、クラブは試合前の時点で「移籍に関する具体的な交渉を行なっている」ため、メンバー外となったことを明かしていた。具体的なクラブ名までは触れられていなかったが、『スカイ・ドイツ』によると、ドルトムントとの交渉が進展中だという。 果たして、ドイツ代表の若きストライカーは、2024-25シーズンに黄色のユニフォームを身に纏っているのだろうか。今後の動向に注目だ。
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