39歳で脳卒中、集中続かず仮病と疑われたことも…突然起きる脳の障害に苦悩する患者や家族 「困り事減らしたい」医師たちの奮闘
39歳で脳卒中、仕事を辞めて…
参加した飯田市の男性(39)は2年前に脳卒中となり、左半身がまひした。1年後に再び脳卒中を発症し、都内の会社を退職。出身地の飯田市に戻った。集中力が10分ほどしか保てず苦しみ、家族以外に症状を理解してくれる人は少なかった。仮病ではないか―と疑われたこともあり、家に引きこもりがちだ。ただ、同会の存在によって「自分だけが苦しんでいるのではないと安心する」と打ち明ける。
患者に寄り添う医師が語る目標
山本さんは自身の役割について、患者それぞれの目標に道筋を立てること―と説明する。自動車運転の再開や、職場復帰などで、必要であれば他の施設につなぐなどしている。この2年間の活動に手応えを感じつつ、「まだ悩んでいる患者や家族がいると思うので掘り起こして力になりたい」と今後を見据えた。