【チャンピオンズC】レモンポップ引退式、田中博師「ただただ感動しました。感謝しかない」
<チャンピオンズC>◇1日=中京◇G1◇ダート1800メートル◇3歳上◇出走16頭 有終の美を飾ったレモンポップ(牡6、田中博)の引退式が、中京競馬場で最終レース終了後に行われた。チャンピオンズCに名称変更されてからは初めて、JCダートを含めても史上2頭目の連覇を達成。鼻差の接戦となった激闘を制した後ばかりだが、多くのファンの前を落ち着いた様子でゆったりと歩いた。 式には馬主ゴドルフィンの福田洋行氏、田中博康師、坂井瑠星騎手、穂苅寿彦助手、田端誠厩務員が参列し、花束を受け取った。 田中博師は「ただただ感動しました。昨年も感動したんですけど、同じくらいというか、それ以上に感動しました。いろいろな経験をさせていただいた馬。感謝しかないです」と感慨深げ。坂井騎手は「G1・6勝すべて思い出深いですが、今日が一番うれしいです」と胸を張った。 通算18戦13勝(うち地方3戦3勝、海外2戦0勝)。G1(Jpn1含む)6勝、国内では3着以下なしのパーフェクト連対を最後まで通した。 ◆レース当日に引退式を行った馬のJRA・G1勝利 史上6頭目。これまでは有馬記念で03年シンボリクリスエス、06年ディープインパクト、13年オルフェーヴル、14年ジェンティルドンナが勝利。21年はコントレイルがジャパンCで有終の美を飾り、ファンに祝福された。