笹生優花「これ以上落さないように」 痛恨トリでメダル争い厳しく
◇パリ五輪 女子 2日目(8日)◇ル・ゴルフ・ナショナル(フランス)◇6374yd(パー72) 【画像】テキサス州ダラス 笹生優花の自宅を訪問 初日5オーバー46位と出遅れた笹生優花は2バーディ、1ボギー1トリプルボギーの「74」とスコアを落とし、通算7オーバー47位で2度目の五輪を折り返した。 セカンドをガードバンカーに入れた1番で連日のボギー発進も、「少しはアジャストできて、きのうより少しは良くなった」という言葉通り前半からバーディパット打つホールが多かった。3mを決めた5番で初バーディ。伸ばせる気配もあった中で12番が痛恨のホールとなった。 ティショットが左サイドの深いフェアウェイバンカーへ。セカンドは大きく右に曲げ、3打目でもグリーンを捉えられなかった。4オンした後のファーストパットも強く入って3パット。大きく後退したトリプルボギーを「いいショットを打っていれば、トラブルにはならない」と、あくまで自分のミスとして受け止めた。
「プレーが悪いから気持ちが乗らないとかはないですよ」と少し笑ったように、メンタル面で揺れ動くことがないのは笹生ならでは。いつだってフラットに、そして真摯にゴルフと向き合う。 予選カットのない4日間競技で、メダル圏内となる3位リディア・コー(通算5アンダー)とも12ストローク差がついた。「あと2日しかないので、しっかりアジャストして、これ以上落さないように頑張りたい」と変わらず前を向いた。(フランス・ギュイヤンクール/亀山泰宏)