体臭の原因は“約800種の皮膚ガス”と判明!「あの人臭ッ」と嫌われない方法を伝授
体臭別に対策を伝授!
――OCEANS世代が悩みがちな体臭は、汗臭、ミドル脂臭あたりでしょうか。 汗臭、ミドル脂臭に加えて加齢臭や、秋冬には疲労臭、足臭にも気を配りたいですね。順番に原因と対策をお話しします。 <汗臭> 汗臭は、酢の酸っぱいにおいや、腐った納豆のようなにおいが特徴です。 汗をかいた後放置することで、皮膚にいる常在菌が汗・皮脂・角質を食べて分解しガスを出すことが原因なので、キーワードは「汗をこまめに拭く」。 ただし、乾いたもので拭いてしまうと体はもっと汗を出さなきゃ! と常在菌がはたらいて汗がどんどん出てしまうので、濡れたもので拭くのがポイントです。 また、汗腺トレーニングもおすすめ。軽い運動や湯船にしっかりと浸かることで、汗をかく頻度を増やすと、汗の質はさらさらとして、臭くなりにくくなります。 <ミドル脂臭> ミドル脂臭は、30~40代に多い体臭です。チーズのようなにおいが特徴。 汗の中に乳酸が染み出して、常在菌がそれを食べることで発生します。 しぶとそうに思えますが、汗と同じく表面反応由来ですので洗えば落ちますよ。対策としては、出がけに5分程度シャワーを浴びるのが有効です。夜、お風呂に入った際は「やさしく、くまなく洗う」ことを意識しましょう。 意外に思われるかもしれませんが、このミドル脂臭は、焦ると出やすいこともわかっています。早め行動で落ち着いた毎日を過ごすことも予防の一つとなるでしょう。 <加齢臭> 加齢臭は、古本によく例えられます。50代から目立つにおいです。 加齢による活性酸素の増加や、紫外線などで皮脂成分が酸化することが原因です。 こちらも洗えば落ちるにおいですが、皮脂が多く出るポイントを「やさしく、くまなく」洗うようにしましょう。耳の後ろ、Tゾーン、後頭部、背中はとくに念入りに。しかしゴシゴシ擦りすぎには気をつけてくださいね。 面白いのが、抗酸化力のあるカシス(ポリフェノール入りの食品)や梅(梅濃縮ジュースなど)を摂ると、原因となる活性酸素が抑えられ加齢臭対策によく効くということ。 紫外線も皮脂を酸化させますから、日差しの強い日は日焼け止めや日傘を忘れずに。