「落ちればいい」はもう卒業!洗い方を変えて肌を底上げ。
実はすすぎが大事。洗う時間の3倍かけて! 藤井 次は洗顔にいきましょうか。 編集T きちんと泡立てたほうがいいと知ってはいるんですが、どうしても面倒で。洗顔料を手に取ったらサッと泡立てて……。 藤井 泡の量は? 編集T 手のひらにちょろっと(笑)。 藤井 卵大くらいの量はほしいかな。泡がちゃんとできていれば、その泡が汚れを吸着してくれるので、手で強く圧をかける必要はないんです。 編集T 家には洗顔ネットもあるんですけど、あんまり使ってない。 藤井 そういえば洗顔ネット、コンスタントに取り換えないと、雑菌が繁殖しちゃうんで気をつけてくださいね。 編集T え、ずっと使い続けてた! 藤井 3カ月に1回くらいは換えたいところです。でも、泡立てやネットの管理が大変だったら、押すと泡で出てくる洗顔料を使うのも手ですよ。
編集T それなら楽ですね。すすぐとき、お風呂のシャワーでジャーッとやってますけど、これってダメですか? 藤井 シャワーでもいいんですが、体を洗うのと同じ熱いお湯のままだと脱脂作用で皮脂を取ってしまうからNG。とはいえ冷たすぎると、すすぎが雑になるし、毛穴が閉じてしまうので、人肌の35~36度で。洗顔って洗うことを重視しがち。けれど実はすすぎが大事。私はアライグマかって言われるくらい、すすぎに時間をかけてます(笑)。 編集T どのくらいの時間やれば? 藤井 すすぎは洗う時間の3倍と考えてください。そして顔を大きくとらえること。みなさん顔の内側にしか水をかけてなくて、生え際に洗顔料が残ったりしてトラブルを起こしがちです。 編集T 今日から意識します! 藤井 落とすケアをきちんとすると、ターンオーバーのリズムが整ったり、後のケアがなじみやすくなったり。透明感が上がってなめらかになるというように、効果も目に見えやすいので、ぜひ一度見直してほしいですね。
撮影・久々江 満 イラストレーション・浅妻健司 構成&文・入江信子
『クロワッサン』1130号より
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