「怖い犬」と「かまってあげたくなる犬」はどこが違うか…人との距離を上手に縮めるヒント
■上手く話せなくてもいいから話しかけてみる ただ、多分アナタが悩んでいるのは、その手前の問題なのかもしれませんね。アナタが内向的で、相手と人間関係を作ろうとしていることすら伝えられない。すると、本来の距離感に移行するも何も、人間関係としてつながらない。それであれば、まず自分が相手に好意があることを見せるというのが良いと思います。 あっという間に誰とでも仲良くなれる人ってこれが上手なんですよね。人なつっこくて警戒心を見せない。さらに積極的に話しかけてくる。 アテクシ、最近犬を飼い始めたんですけど、犬を想像してみるとわかると思います。ノーリアクションの犬って怖いですよね。リアクションがないと、近づくと吠えたり噛んだりするんじゃないかなと思ってしまう。だから近寄りたくないですよね。一方で、しっぽふって飛び回っている犬はどうでしょう。もうこちらから近づいてかまってあげたくなりますよね。この原理は人間関係でも同じことです。 ただ人間にはしっぽはありませんから、他の方法を考えなくてはいけません。でも、実はそんな大したことはありません。目を合わせる、挨拶する。ニコッと笑う。頑張って話しかける。こんなことでいいのです。内向的な人は話しかけるのが苦手ですが、実はこれは「上手く話せなかったらどうしよう」って思うからなんですね。でも上手く話せる必要なんかないんです。 しどろもどろでも、謎の沈黙があってもいいんです。相手からすれば、アナタが話下手なのも内向的なのも見て取れるはずです。それでも一生懸命コンタクトしようとしているのがわかるので、充分好意は伝わるのです。目的は面白い話をするのではなくて、アナタの好意が相手に伝わればいいのですからね。 ---------- まとめ 大切なことは相手に好意を見せること。上手く話せなくてもいいから、話しかけてみる。 ----------
■自分のことを上手く話せない ---------- 自己開示が上手くできません。本音がなかなか言えないのが、悩みです。 ---------- 自己開示って実は大切なプロセスなんですよね。誰かと深く仲良くなったり、誰かに相談したりするときに、自己開示ができないと上手くいきません。とはいえ、自己開示のタイミングや程度を間違えてしまうと、逆効果。しれっと上手く自己開示できる人はいいのですが、苦手な人は何から手を付けていいのかわからなくなるのかもしれません。 自己開示が苦手な人は、いきなり上手な自己開示を狙うのではなく、やりやすいところから行うのが良いと思います。まず、オススメの方法は、デフォルトの自己開示を作っておくことです。 これは、どんな人とでも最初はここから始める、という自己開示の第一歩の内容を先に決めてしまうということです。 ■「やばい秘密をさらけ出す」必要はない ところで、自己開示で一番やりがちな失敗は、「いきなり重い話をしてしまう」ことです。いきなり重い話をしたら、相手はちょっと引いてしまうことが多い。そうすると「ああ、しまった」と思ってまた自己開示が苦手になってしまうんです。 ではなぜ自己開示が重くなってしまうのか。それはネガティブな内容だからです。コンプレックスや、複雑な生い立ちなどの話をいきなりしたら、それはなかなか上手くいかない。そもそも自己開示というのは、「自分のやばい秘密をさらけ出すこと」ではないんですよね。相手とより良い関係を作るために行うわけです。なので、相手が興味を持って話を広げたくなるような内容を「第一歩」にすべきです。