「突然、下半身が『血まみれ』に!」更年期世代に起きる「最後の花火」をご存知ですか?
更年期に多い悩みの1つとして、閉経前の生理の変化や異常がある。個人差はあるが、閉経前は生理周期や出血量に変化が出やすいもの。なかでも注意したいのが、「最後の花火」や「更年期の大暴れ」などと呼ばれる閉経前の大量出血だ。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「閉経直前になると、突然、これまで見たこともないような大量出血を経験する人がいます。生理不順になりやすい閉経前は、ただでさえ次の生理がいつ来るかもわからず不安を感じるもの。そこに大量の出血が起こったら、パニックになってしまうかもしれない」 今回は、閉経直前に最後の大花火を体験した女性から話を聞いた。
小泉祐子さん(仮名・51歳)は、49歳のときに閉経を迎えた。40代に突入すると同時にさまざまな更年期症状が出てきた。婦人科に定期的に通院し、ホルモン治療も受けていた。 「職場の先輩や習い事のお友達から、話は聞いていたんです。出掛けるときは、常に着替えを持ち歩けと教えられました。43歳の頃になると生理周期がバラついていたので、車の中に着替え一式を入れていました」 かねてから閉経前の大出血について知識はあったという祐子さん。周りに経験者が複数おり、気を付けた方がいいと教えてくれた。ある人は会社で突然出血し、洋服と椅子を汚した上にトイレから出られなくなったという。
いつか自分も同じ体験をするかも と不安だった…… 祐子さんが47歳の夏に、その日は訪れた。 21時頃、突然生理がきたと思った瞬間に下半身が赤く染まり、慌ててトイレに駆け込んだ。あまりの出血量に驚いたが、取り急ぎ夜用ナプキンで対処した。しかし、夜用ナプキンでも10分持たず、何度もトイレへ行ったり来たり …… 「来た瞬間、これか!と思いました。でも、聞いていたよりもはるかにすごい出血量でした。先輩方からはドバーッて出るよと聞いていたのですが、本当にドバドバでした……」 何度もナプキンを交換しているうちに、ストックがなくなってきた。自分では買いに行ける状態ではないので、家にいた大学生の娘に買ってきてもらった。 そうこうするうちに、だんだんナプキンがもったいなくなり、交換する作業も無駄に思えてきた。 また、祐子さんは夫の両親と同居中で、7人暮らしの大家族。ずっとトイレを占領するわけにもいかない。 「新しいナプキンをあててもすぐにダメになるんで、意味がないと思えてきたんです。真夏で暑かったこともあり、もうこれは風呂場で過ごそうと」 ほかの家族が入浴済みだったので、そのあと数時間はお風呂で過ごしたそう。深夜には出血も落ち着いてきたので、夜用ナプキンを何枚も重ねて眠りについた。 ★後編はこちら★では、病院での診察の結果と再び訪れた「大出血」について取り上げる。 取材・文/須垣愛子 PHOTO:Getty Images
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