シュッとした? 大規模リニューアル工事中の通天閣 シートが外され一部あらわに
名物のネオンサインなど大規模なリニューアル工事を行っている大阪を代表する観光スポット通天閣(大阪市浪速区)の上部の工事用シートが外され、リニューアルした姿が一部あらわとなり、ツイッターなどのSNSでも多くの投稿がみられた。 【動画】通天閣の滑り台「タワースライダー」は総工費3億円 全長60メートルの高速感を体験
通天閣によると、この工事は塔全体のリニューアルを行うもので工事期間は昨年8月から今年9月までを予定。期間中はライトアップも行われていない。工事内容は主に塔全体の塗り替えのほか、看板をデジタルサイネージ(電子看板)に変更したり、これまで東側に設置されていたLEDビジョンを使用した大時計を南側に移すことなどが予定されている。
ここ数日で通天閣展望台下付近のシートが外され、南側に移設されたLEDビジョン、北側には「HITACHI」と書かれた看板も設置されているのが確認できる。 新しい姿があらわとなり、通天閣が立地する新世界の商店主らは期待を寄せる。 通天閣で人力車「俥天力」を運営する國領翔太さんは「やっぱり新世界は通天閣から元気をもらっています。新型コロナウイルスは大変でしたけど、今はお客さんが戻ってきて、いまはコロナ禍前よりも忙しい日々を送らせていただいてます。リニューアル後の通天閣が楽しみです」と話していた。
写真撮影をしていた大阪市浪速区の会社員の男性(50)は「なんかシュッとしたというかスタイリッシュな感じですね。どんな風に光るのか楽しみにしてます」と話していた。 またツイッターなどのSNSでも「覆いが外されている」「新しい通天閣がみえる」といった投稿や画像が多くみられた。
今回の工事について、通天閣観光の高井隆光社長は「これから工事が進むにつれて、下のシートも外されていくと思います。9月にはこれまでと違ったライトアップをお見せできると思います」と笑顔で話していた。