オスロでノーベル平和賞展始まる 写真、絵で被団協の活動紹介
【オスロ共同】日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞を記念して、被爆直後の写真や被爆者が描いた絵などを展示し、被団協の活動を紹介する平和賞展が11日、ノルウェーの首都オスロのノーベル平和センターで始まった。会期は来年11月まで。 田中熙巳さん(92)ら被団協の代表委員3人による「オープン」のかけ声で開幕。式典で田中さんは「核兵器の被害を目で見て、耳で聞き、頭で考え、心で受け止めることがない限り、廃絶への努力はできない。その意味でこうした場が必要だ」とあいさつした。 館内の一角に被爆者らの肖像写真や被団協の歩みをまとめた年表など約100点の資料を展示している。