永田大士、来年2月11日に後楽園ホールで星大翔と初の2冠防衛戦 川浦龍生は初防衛戦で田井宜広の挑戦受ける
三迫ボクシングジムは17日までに、プロボクシング興行のダイヤモンドグローブ(サンケイスポーツなど後援)を来年2月11日に東京・後楽園ホールで開催すると発表した。メインイベントはWBOアジア・パシフィック(AP)、東洋太平洋スーパーライト級王者の永田大士(34)=三迫=が、WBOAP同級11位の星大翔(26)=DANGAN=の挑戦を受ける2冠防衛戦。WBOAP王座と東洋太平洋王座の2度目の防衛を目指す。 東洋太平洋王者だった永田は2月に後楽園ホールで、WBOAP王者だった井上浩樹(大橋)との王座統一戦に2-0の12回判定勝ち。2020年7月以来の再戦で井上を返り討ちにし、王座統一を果たした。6月にはソウルで、WBOAP3位だったキム·ヨンウク(韓国)の挑戦を受け、3-0の12回判定勝ちした。前戦は東洋太平洋王座はかかっていなかったため、初の2冠防衛戦となる。 星は11月に東京・ドーム立川立飛で、大野俊人(石川ジム立川)と引き分けからのダイレクトリマッチを闘い、2-0の8回判定勝ち。昨年7月に東京・エスフォルタアリーナ八王子で、WBOAPウエルター級王者の佐々木尽(八王子中屋)に11回TKO負けして以来、2度目のタイトル戦となる。 セミファイナルはWBOAPスーパーフライ級王者の川浦龍生(30)=三迫=が、同級3位の田井宜広(27)=RST=の挑戦を受ける初防衛戦。川浦は8月に後楽園ホールで、初防衛を目指していた王者の大橋哲朗(真正)に11回TKO勝ち。2度目のタイトル戦で初の王座を獲得した。田井はプロ4戦目だった21年10月に後楽園ホールで、日本ユース・バンタム級王座決定戦として富施郁哉(ワタナベ)と対戦し、0-3の8回判定負けしたが、それ以外の8戦はすべてKO(TKO)勝ちしているハードパンチャーだ。 興行はFODプレミアムで午後6時30分頃から生配信される。プロ戦績はWBO15位、WBC19位の永田が25戦20勝(6KO)3敗2分け、日本スーパーライト級4位の星が14戦7勝(3KO)3敗4分け、WBO5位、IBF10位、WBC28位の川浦が14戦12勝(8KO)2敗、WBO10位の田井が9戦8勝(8KO)1敗。(尾﨑陽介) 下記はほかの対戦カード。