いま注目の「PROXES SPORT2」は「本当にクルマ好きな人が開発した」ことが伝わるタイヤです【チューナーが試す最新タイヤ】
「オープンカントリー」「トランパス」に続く第3の柱を目指す!
「オープンカントリー」「トランパス」など人気のタイヤブランドを抱えるTOYO TIRESが、現在力を入れているのはグローバル・フラッグシップタイヤの「PROXES」です。自社のサーキット走行会を開催したり、チューニングショップのタイムアタックイベントにタイヤを供給するなど、タイヤでスポーツして楽しむオーナーに向けた活動の幅を広げています。 【画像】RZ34型「フェアレディZ NISMO」との相性も抜群の「PROXES Sport2」を見る(9枚)
群雄割拠する市場のなかでPROXES Sport2が目指したのは「懐の深さ」
数多くの商品ラインアップを誇る「PROXES」のなかでプレミアムスポーツのカテゴリーに属する最新モデル「PROXES Sport2」は、BRIDESTONEでは「REGNO」、YOKOHAMAは「ADVAN Sport」、DUNLOPでは「SPORTMAXX」らと同じ位置づけにある。最高峰モデルゆえに、ドライ/ウエット路面で安定性を発揮するのはもちろん、グリップ力/応答性/快適性/低燃費などタイヤに要求される性能を高次元でバランスを取ることを求められるのはどのメーカーも同じだ。 群雄割拠のマーケットでPROXES Sport2が目指したのは「懐の深さ」だ。どんなシチュエーションでも安心して走ることができる、オールマイティな性能を研ぎ澄ませた。その背景には、技術研鑽の一環として、2020年から新車開発の聖地と呼ばれるニュルブルクリンクサーキットを含む耐久レースに参戦し続けていることが挙げられる。これらの経験から得られた知見やノウハウが開発に活かされている。つまり、PROXES Sport2はモータースポーツという走る実験室から生まれた次世代のタイヤなのである。
サーキットでは某国産スポーツタイヤと遜色ないタイムを刻む
前回までは、BMW「M4」/VW「ゴルフR」という最新の欧州スポーツモデルとのマッチングを評価してきたが、今回は国産のパフォーマンスモデルとの相性についてもテストを行った。 サンプル車両は三重県で日産スポーツカーを数多く手がける「ガレージ力」のRZ34型「フェアレディZ NISMO」。420ps/520Nmをリア2輪で受け止める国産車のなかでもハイパフォーマンスなFR車。タイヤサイズは純正と同じ、F=255/40ZR19、R=285/35R19を装着した。この組み合わせはどうだったのか!? デモカーの仕様はオリジナルのダウンスプリングとマフラー、試作のエンドレス製ブレーキパッドのみ。気温30度超え、速度リミッター付きの条件下で岡山国際サーキットを周回し、ベストは1分51秒台をマーク。ちなみにこのタイムは、同車両にほぼ同条件で某国産スポーツタイヤを装着したときとほぼ遜色ないので、サーキットにおけるPROXES Sport2の実力はなかなかに高いことが分かる。
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