【高校サッカー】野球の名門・東海大相模が選手権初出場で4強入りのワケ ロングスローは野球部からも助言
東海大相模の代名詞とも言うべき野球部も、昨年夏の甲子園では準々決勝敗退のベスト8止まり。対してサッカー部は、顔役をも上回る快進撃を続けている。 意気上がる東海大相模が準決勝で対戦するのは、選手権での優勝経験を持つ流通経済大柏(千葉)だ。高校年代の最高峰リーグ、プレミアリーグEASTで今季4位となった強豪校は、3回戦で今大会の優勝候補筆頭、大津(熊本)を2-1で下して勝ち上がってきた。 それでも、「ヤバいですね。バレるまで12人でやろうかな」とジョーク交じりに話す有馬監督からは、臆する様子はうかがえない。 「立ち向かっていくしかない。逃げてもしょうがないんで」 少なくとも、夢だった大一番を楽しみにしていることは確かだろう。 高校野球界を代表する全国屈指の名門校が、今度は舞台をサッカーに変え、また新たな歴史を刻もうとしている。
浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki