京都サンガの練習拠点、民有地公募
京都府亀岡市などは、サッカーJ1・京都サンガFCがホームとする同市の「サンガスタジアム by KYOCERA」近くに、クラブの練習拠点を誘致する計画を進めている。民有地での整備を想定し、約7ヘクタールを12月25日まで公募している。 公募は10月18日に始め、民間企業や市民から問い合わせが複数あるという。候補地は、市がクラブを運営する「京都パープルサンガ」などと検討。適地があれば、約2億円で買い取り、3~4面の練習場やクラブハウスなどを備える計画だ。 【写真】京都サンガのチームカラー、紫色が印象的なラッピング列車(京都府福知山市で)
クラブは来季、初の4季連続でJ1を戦うが、今季も一時低迷。上位進出には練習環境を充実し、更なるチーム力の強化が欠かせない。城陽市にある現在の練習拠点も老朽化が進んでおり、亀岡への「完全移転」を模索してきた。 サンガ側は「スタジアムと一体的な運営を図り、日常的に多くの来場者をお迎えするなど、ファン層の拡大にもつなげたい」とコメント。桂川孝裕市長は「試合のない日も練習の見学者が訪れるようになり、にぎわうはず。経済効果も見込める」と期待する。