番記者のちょっといい話 DeNA中継ぎ・坂本、飛躍の陰に東克樹「助言が大きく響いています」
DeNA・東克樹投手(28)が15日、「日本生命セ・パ交流戦」の西武2回戦(ベルーナ)で9回7安打無失点と好投。今季チーム初完封を果たし、球団の開幕投手では1989年の斉藤明夫を抜いて最多となる開幕から5連勝を飾った。昨季から続くクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を22試合に伸ばし、4-0の快勝に貢献した。 大黒柱の東は、言葉でも投手陣を引っ張っている。中継ぎで存在感を増している坂本は「東さんの助言が大きく響いています」と感謝する。 坂本にとって、東は立命大の2歳上の先輩。同じ左腕でもある。詳細こそ〝企業秘密〟というが「左バッターに対してどういう考え方で勝負しているかとか、いろいろ質問をさせてもらっています」と明かす。 5年目の今季は開幕1軍こそ逃したが、5月上旬に2軍から昇格するとここまで16試合で防御率0・59。「マウンドでは今まで以上に余裕を持ち、なおかつ熱くなれている」。好投の裏には東の存在がある。(DeNA担当・鈴木智紘)