京都府宇治市でコーヒーフェスタ 秋晴れの下「源氏物語」イメージしたコーヒー味わう
京都府宇治市広野町の宇治市植物公園でこのほど、ジャパンコーヒーフェスティバルが開かれた。宇治ゆかりの源氏物語をイメージしたコーヒーが提供され、訪れた人が秋晴れの下でゆったりとしたひとときを過ごしていた。 一般社団法人「日本コーヒーフェスティバル実行委員会」が主催した。宇治市が紫式部ゆかりのまちであることを踏まえ、2日間で近畿圏の計14店が、源氏物語に登場する植物をテーマとしたコーヒーを用意した。 宇治市宇治の「アマティスタ コーヒー」は、源氏物語「松風」で登場するカツラにちなんだコーヒーを提供していた。落葉の頃に甘いにおいがすることから、フルーティーな香りがする一杯とした。コロンビア出身のルイス・トロ社長は「コロンビアの農園からフェアトレードで輸入した豆を使っています」と話した。 園内には源氏物語ゆかりの植物が植えられており、各店舗はテーマとした草花の近くで出店している。実行委員会の恒松亮平さん(26)は「飲み比べをしながらコーヒーの面白さとともに、植物園の魅力を再発見していただければ」と語った。