パサートが欲しい!新型「VW パサート(B9)」が日本上陸
王子様のリアシート
インテリアデザインは、パサートにすっきりとした印象を与えている。操作はシンプルで、使用されている素材は高品質だ。ステアリングコラムのギアセレクターは「ID.4」と共通の奥と手前にひねるタイプで、あらかじめ知っておく必要がある。 仕上がりには多大な努力が払われ、インテリアの素材は細心の注意を払って選ばれている。どこを見ても、新型パサートのすべてが非常に上質な印象を与える。
シートは骨盤と上半身に理想的にフィットし、ダイナミックな運転状況でも安定したサポートを提供し、十分なサポートとリクライニング面を提供する。室内はフロントとリアに十分なスペースが確保されており、背の高い2人でも後ろにゆったりと座ることができる。ホイールベースが5cm延長されたことで、膝とフロントシートの背もたれとの間に手のひらほどのスペースができたことがよくわかる。
リヤドアパネルはソフトな素材で張り上げられ、より居心地のよい雰囲気になっている。パサートの後部座席に座るのをこれほど楽しんだことはない。我々はその広さを“王子様”と評価している。 「パサート ヴァリアント」のリアハッチの傾斜は以前ほど急ではなくなったが、ボディが長くなった分、トランクルームは広くなって容量は690リットル。以前より40リットル大きくなっている。リアシートのベンチを倒せば、1,920リットルまで収納できる。新型「Eクラス エステート」は最大1,830リットルだ。
新しいインフォテイメントシステム
ギアセレクターレバーがIDモデルのようにステアリングコラムに配置されたことを気に入るかどうかは、あなた次第だ。いずれにせよ、センターコンソールはよりすっきりした印象で、スマートフォンなどを置くスペースも広くなっている。
そういえば。VWはインフォテインメントシステムも見直した。これは現在「MIB4」と呼ばれ、音声アシスタントIDAをさらにわかりやすくしている。ドイツではChatGPTも年内にパサートに導入される予定だ。これは運転には実用的ではないが、VWに質問したくなるようなエンターテインメント性を提供する。