ゴルフ・松山英樹 記録的スコアで開幕勝利 快挙の原動力にはジュニアゴルファー
ゴルフ界から新年早々、うれしいニュースが入ってきました。松山英樹選手(32)がアメリカツアーの開幕戦で、トータル35アンダーのツアー新記録で優勝し、悲願の年間王者へ。プロ12年目、最高のスタートを切りました。 【画像】松山英樹「もう一回勝ちたい」 2021年のマスターズ以来、4年ぶりのメジャー制覇へ
■優勝賞金およそ5憶6000万円
2025年シーズンの開幕戦。舞台はハワイ。この大会は、メジャー大会を超える賞金総額なんとおよそ31億円。去年のツアー優勝者など、限られた選手しか出場できず、世界トップランカーが一堂に会すビッグトーナメントです。 日本人で唯一出場の松山英樹選手は、2位と1打差の首位で最終日を迎えました。 3番パー4。残り107ヤードからの第2打。なんとそのままカップへ!本人もびっくりのイーグルショットが飛び出します。 松山選手 「すごく良いショットが打てて、バーディーチャンスについたなと思ったら入った。歓声でイーグルと分かった」 松山選手は、その後も前半で3つのバーディーを奪い、スコアを伸ばします。 11番は、9メートルのバーディーパット。ここを沈めると、続く12番でもロングパットを沈め、2位以下を突き放します。 33アンダーで迎えた16番では、ピンまで80センチのスーパーショット!PGAツアー記録の34アンダーまでスコアを伸ばします。 そのまま最終18番。バーディーチャンスに付けます。 最後もバーディーで締め、PGAツアー新記録の35アンダー。開幕戦を制し、優勝賞金およそ5憶6000万円を獲得しました。 この快挙の裏には、原動力となっていた存在がありました。
■松山英樹 快挙の原動力とは
松山選手 「(中高生の)若い選手を見てると自分の若い時を見ているようで、勢いがあるなと思います。刺激をもらえますし。頑張って僕も刺激を与え続けられればいいなと思います」 次世代を担うジュニアゴルファーたちです。 全国から集まったジュニアたちへの指導を2年前から始めました。 参加者 「風がある時に低く出したいんですけど、どうしたらいいですか?」 松山選手 「どこを力入れて、どこを抜くのかが大事」 身振り手振りを交え、一人ひとりと真剣に向き合います。 松山選手 「質問されたらできる限り答えるようにはしますし、逆に無邪気な質問が自分の心に刺さって学ぶこともあるかもしれませんし、すごく楽しみ。しゃべるのが得意ではないので。僕が頑張っている姿を見て、始めたり目指してもらえるのはありがたいこと。アメリカで活躍できる子たちが生まれてきてくれたらなと思っています」 この取り組みや思いが6日の快挙につながっていました。 2025年、松山選手は最高のスタートを切りました。 松山選手 「世界のトップを決める大会がメジャーだと思うので、(2021年の)マスターズ以外はまだ勝っていませんし、もう一回勝ちたいなと思ってます」 2021年のマスターズ以来、4年ぶりのメジャー制覇へ!松山英樹選手から目が離せません。 (「報道ステーション」2025年1月6日放送分より)
テレビ朝日