漆黒に燃える「床もみじ」、10月の暑さでようやく見頃に…群馬・宝徳寺住職「地球は大丈夫なのか」
紅葉の名所として知られる群馬県桐生市川内町の宝徳寺で真っ赤なヤマモミジが見頃を迎え、多くの来場者が、本堂の漆黒の床に逆さまに映る「床もみじ」を楽しんでいる。 【写真】青葉が目立っていた11月の「床もみじ」
境内に約100本あるヤマモミジは例年、11月中旬に見頃となるが、今年は10月の暑さなどで遅れ、30日頃にピークになったという。
寺は、12月1日までの予定だった昼の観覧とライトアップされる夜の「秋の床もみじ特別公開」を8日まで延長。さらに「天候が安定してしばらく落葉しない」として昼の観覧を15日まで延長することにした。
金子英宗住職(58)は「温暖化の影響か一昨年、昨年と約5日ずつ紅葉のシーズンが遅くなっている。気持ちを癒やしてくれる紅葉だが、地球は大丈夫なのかと不安にもなる」と話していた。
昼は午前9時~午後4時。夜は午後5時~8時。拝観料はそれぞれ1200円で、高校生以下は無料。