Jリーグ“最強”クラブは? パワーランキング40位。依然としてJ2クラスの実力者!2019年にスタジアム総入場者数10万人を達成
サッカークラブの持つ影響力は単一の尺度で測れるものではないが、複数の指標から見えてくるものがある。今回はJ1、J2、J3の全60クラブを対象に、成績、人気、育成、売上の4つの指標を抽出して数値を組み合わせてランキング形式にした。果たして、最も“力のある”Jクラブはどこなのだろうか。※見出しの括弧内の数字は、各項目の1位(最高位)を60ポイント、60位(最下位)を1ポイントとして降順で計算した合計値。
40位:ギラヴァンツ北九州(76) 2024リーグ戦成績:7位(J3) 2024シーズンホームグロウン人数:3人(37位タイ) 2024リーグ戦ホームゲーム平均入場者数:4,649人(40位) 2023年度営業収益:約9億3300万円(39位) 2021シーズンにJ2で19位を記録して降格して以来、ギラヴァンツ北九州は3年に渡ってJ3を舞台に戦っている。2024シーズンはリーグ7位でフィニッシュしたが、前年度はJ3でも最下位に沈んだ。 やや波のあるクラブではあるが、その規模は依然としてJ2クラスである。ホームグロウン人数、平均入場者数、営業収益ではJリーグ40位内に位置しており、2024シーズンのJ2を10位で終えたブラウブリッツ秋田を3項目すべてで上回った。 また、2024シーズンは1試合あたりの盛り上がりも演出できており、同年8月17日に行われたホーム・カターレ富山戦では「ギラヴァンツサマーフェスティバル2024」も同時開催され、12,448人もの観客が詰めかけた。なお、この数字は2020年のコロナ禍以降最多である。 北九州のポテンシャルは2019シーズンに目を向けると実感できるのではないだろうか。J3優勝を果たしてJ2昇格を決めた同年、ホームゲーム平均集客数で6,049人を記録し、シーズンを通じた総入場者数で10万人越えを達成した。 直近3年間もJ2クラスのクラブパワーを維持していることから、この年の勢いと力強さを再現することも不可能ではないはずだ。そのためには、やはり上のカテゴリーを目指す必要がある。
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