世界的ベストセラーモデル 新世代ミッドサイズSUV「BMW X3」はどのように進化したのか?
「X3」のプロフィールはエレガントで、微妙なシャドーエッジが光を受け、サイドラインが滑らかに見えすぎないようになっている。バイエルンではホイールアーチのプラスチックパネルも廃止され、18インチと21インチの新しいホイールが採用されている。
駆動方式:最大398馬力の4気筒および6気筒エンジン
エンジンについては、当初は4気筒ガソリンエンジンとディーゼルエンジン、そしてプラグインハイブリッドが混在する。さらに直列6気筒エンジンを搭載したバージョンが2025年夏に登場する予定だ。 エントリーモデルは、48ボルトの電動システムを搭載し、190馬力を発揮する「X3 20 xDrive」で、次いで398馬力を発揮する「X3 M50 xDrive」も一部電動化される。2リッター4気筒エンジン(197馬力)を搭載するディーゼルバージョンの方が、頻繁に運転するドライバーにとっては興味深いものになりそうだ。 エンジンプログラムの最後を飾るのは、システム出力299馬力、トルク450Nmのプラグインハイブリッドだ。電気のみの航続距離は90kmとされている。
装備:スペースが拡大した新型X3
新型「X3」のシートに座ると、どこになにがあるかがわかる。何しろ、BMWの既存モデルの要素が数多く取り入れられているのだ。例えば、12.3インチのコックピットディスプレイと14.9インチのインフォテイメントディスプレイを備えた巨大なカーブドディスプレイ。シートはリサイクル素材か、オプションで、メリノレザーが張られている。
新型「X3」のトランク容量は20リットル増え、リアシートを倒せば100リットルにもなる。ラゲッジスペースが足りない場合でも、2トンまで牽引が可能だ。
結論
新世代の「X3」で、BMWは新境地を開拓し、スポーツ性を抑え、エレガンスに重点を置いている。また、十分なスペース、最新のインフォテインメント、そして大きな牽引能力も備えている。これもまた、バイエルンが将来大きな成功を収めるのに役立つはずだ。
Sebastian Friemel