世界的ベストセラーモデル 新世代ミッドサイズSUV「BMW X3」はどのように進化したのか?
BMW X3:1つの鋳型から鋳造されたかのようなニューBMW X3(G45)。
X3はBMWの世界的ベストセラーモデルであり、新世代はこのミッドサイズSUVの成功をさらに発展させることを目指している。
第4世代となったX3
BMWが「X3」をラインナップして早や20年になる。内部モデルコード「G01」を持つミッドサイズSUVの現行モデルは、2017年に発売された3代目で、新型は4代目(G45)となる。
価格:ベース価格は5万8,000ユーロ(約986万円)弱
新型「BMW X3」の市場投入は2024年第4四半期で、予想通りバイエルンの新世代もより高価になる。プラグインハイブリッドの値上げ幅は最も小さく、ベース価格は66,000(約1,122万円)ユーロで、以前より100ユーロ(約1万7千円)高いだけである。 しかし、「X3 20 xDrive」は最も安いエントリーモデルで、ベース価格は57,900ユーロ(約984万円)、ディーゼルは60,400ユーロ(約1,026万円)からとなる。「X3 M50 xDrive」に興味がある人は、少なくとも82,500ユーロ(約1,400万円)を支払う必要がある。
デザイン:大きく滑らかな表面と新しいグリルデザイン
新型「X3」のデザインは、「ビジョン ニュークラスX」には基づいていない。これは、より独立した電動モデルとして発表される次期「iX3」のために確保されるものである。その代わりに、バイエルンは現行モデルを大幅に現代化した。BMWはモノリシックなデザインについて語っている。言い換えれば、「X3」はあたかもひとつの部品から作られたかのように見えるはずだ。そしてその通り、大きなボディパーツがこのハイライディングモデルを記念碑的に見せ、ずんぐりとした外観と力強い存在感を与えている。
ヘッドライトは新型「5シリーズ」に似ているが、“ダブルL”のデイタイムランニングライトのグラフィックが異なる。ダブルキドニーグリルはより控えめで、プレミアムモデルの「7シリーズ」や「X7」ほど、出っ張ってはいないが、(新型5シリーズと同様に)少なくともオプション(「アイコニックグローパッケージ」)ではエッジにイルミネーションが施されている。垂直と斜めのストラットの組み合わせは特に新しい。 新しいフロントエプロンが、「X3」の顔を完成させている。BMWはこのフロントエプロンのCd値をわずか0.27としている。