オーツミルクが血糖値を急上昇させるってホント? 知っておくべきことを栄養士が解説
※この記事は、海外のサイト『グッド・ハウスキーピング』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 最近はカフェでラテを注文するとバリスタにミルクの種類を尋ねられる機会が増えた。「オーツミルク」と答える人がいても、全然珍しいことではない。植物性ミルクをよりいい選択肢だと考える人が増えるにつれ、オーツミルクのトレンドはヴィーガンや乳製アレルギーまたは不耐症、またはそのほかの理由から植物性ミルクを選ぶ人以外にも広まっている。実際、「AgFunderNews.com」の報告によると、オーツミルクはアーモンドミルクに次いで、消費者間で二番目に人気の高いプラントベースのミルクだという。 表面的にはヘルシーで地球にやさしいイメージがあり、ファンから支持される牛乳代替品のオーツミルクだけど、一部の商品に含まれる原材料や糖分と脂肪分の高さからいろいろな議論が巻き起こっている。事実「ブレットプルーフ・コーヒー」の創設者であるデイブ・アスプレイさんは、オーツミルクのことを「地球上で最大の詐欺」とまで言っている。ここまで二極化した(そして混乱を招いている)評判のオーツミルクの真相やいかに?
オーツミルクが物議を醸すようになった理由
「消費者好みの商品を作るために加工で種子油や増粘剤などを添加したオーツミルクが、メディアで問題視されるようになりました」と説明するのは、登録栄養士で「ショー・シンプル・スワップス」のクリエーターであるリズ・ショーさん。 しかし多くの加工食品と同様、すべてのオーツミルクが同じように作られているわけではない。ラベルに表示された内容の違いが混乱を引き起こし、不当な悪いイメージが付けられてしまったのだ。たとえば、水、オーツ麦、塩だけが原材料の商品もあれば、栄養を強化した商品もあります、と話すのはアトランタの管理栄養士で、『ザ・プラント・ラブ・キッチン』の著者であるマリサ・ムーアさん。反対に、添加物や添加糖、添加油を含む長い成分リストが表示されているものもある。