「帰省のたびに親の老いを感じる…」実家まで車で4時間、離れて暮らす娘の“後悔”
みなさんの中には、実家から離れた場所で子育てやお仕事に奮闘している方もいらっしゃるのではないでしょうか。 【マンガの本編を読む】会った時に、ふと“両親の老い”を感じることもあって…… それが良いか悪いかの感じ方は、おそらく人それぞれ。ちょうどいい距離感だと感じる人もいれば、遠いと感じる人もいるでしょう。 私自身は、実家とは車で4~5時間離れたところで生活しています。 独身の頃はなんとも思っていなかったこの距離ですが、年月やライフステージの変化とともに、徐々に気持ちが変わっていきました。 社会人になるタイミングで実家を出た20代の頃は、何もかもが自由だという開放感しか感じませんでした。 「このくらいの距離がちょうどいい!」とすら思っていました。 自分も両親も若くて元気で体力もあり、車で4時間の距離なんてなんとも思っていなかったんですよね。
子供が産まれてからは……
しかし、子供が産まれ、実家のありがたさや親という存在の心強さを心の底から感じるようになると、今度は実家が遠いことを寂しいと思うようになりました。 数年前までは、どちらかというと「近かったらもっと一緒に子育てができたのに」という意味での寂しさが大きかった気がします。 もっと気軽に会える距離ならいいのに…とか、大変な時に手伝ってもらえたら楽だろうな…といったような。 もちろん今もそうした寂しさを感じますが、加えて最近は、親の老いについてもよく考えます。 帰省のたびに、ちょっとした言動やたたずまいから老いを感じることが増えてきたからでしょうか。 今は車で行き来できていますが、いずれ両親がこちらへ足を運ぶことは難しくなるでしょう。 子供たちが成長するにつれ、泊まりがけで帰省する頻度も減っていくかもしれません。 20代の頃なんとも思っていなかったこの距離を、今はとても遠く感じます。 この先何かあってもすぐに行けない。近くで支えになれない。遠くに住むとはそういうことなんだと、今更ながら感じています。 実家から離れて暮らす方の中には、同じような気持ちの人もいるのではないでしょうか? この気持ちを、みなさんはどのように消化していますか? 私はまだ、心の落とし所を探している途中です。
【Profile】愛田あい(@ai_oekaki_mama)
8歳、5歳、2歳の3児のママ。15年務めた専門職を辞し、フリーランスとして活動中。インスタグラムではママの共感を呼ぶコンテンツをマンガで発信。Voicyパーソナリティとしても活躍中。
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