オコエ桃仁花、ENEOS“デビュー”「熱烈オファー」で入団決断 左手小指負傷中も逆転の3P含め9得点
◆バスケットボール女子 ▽大樹生命Wリーグ 1部プレミア(11日、東京・代々木第二体育館) 開幕し、2季ぶり優勝を目指すENEOSが、トヨタ自動車を78―72で勝利し、白星発進した。 試合は第1クオーター(Q)、トヨタ自動車は安間志織、日本代表の山本麻衣の個人技からのシュートで得点を重ねる。ENEOSはファウルを獲得しフリースローでつないで追い上げるも、トヨタ自動車が19―16とリードした。 第2Qはトヨタ自動車が速攻からシュートを決めていく。流れから3ポイントシュート(3P)も決まり、点差を広げるが、ENEOSは守備から立て直し、同Q残り25秒には、新加入のオコエ桃仁花の3Pで逆転。前半はENEOSが38―37で折り返した。 第3Qは両者譲らず、1点差の攻防が続いていき、今度はトヨタ自動車が59―58のリード。最終第4Q、ENEOSは日本代表の宮崎早織&21年東京五輪銀メダルの長岡萌映子の“ホットライン”で得点を量産。68―68の同点からは、ENEOS注目の18歳ルーキー・田中こころが勝ち越しゴール。逃げ切って6点差で勝利した。 ENEOSで、21年東京五輪銀メダルのオコエ桃仁花は、今季チームに新加入。新天地での“デビュー戦”を終え「出だし(のシュート)がエアボール2本だったんで。でも大事な場面で決めることができて良かった」と笑顔。左手小指を負傷中も、19分30秒プレーして、9得点、4リバウンドをマークした。 またENEOSに加入した理由については、「ENEOSから熱烈なオファーが2年くらいずっとあった。あと監督がNBAを経験されていたり、今私が求めている監督なんじゃないかなと思った」と説明。「3冠をどう取っていくかっていう新しい歴史の一員になれたことはとても感謝している」と語った。
報知新聞社