株高であっても、「投資しすぎている」かもしれない5つのサイン(海外)
4. 高金利の借金を返済できない
将来のための投資を最優先にするあまり、今ある高利の借金の返済を怠ってはならない。これもまた、あまりにも多くの資金を株式市場に投じていることを示す兆候のひとつだ。 「借金がなくなるまで投資すべきではないというわけではないが」とブラックウェル氏が説明する。「ポートフォリオの成長が返済する借金の利息よりも低くならないように気をつける必要がある」 ブラックウェル氏は金利が8%以上の借金を、投資よりも優先すべきだと提案する。「この金利だと、一般的な自動車ローンや学生ローンは除外されることになる」
5. 投じた現金を失う余裕がない
たとえ損失があっても、そこから回復する時間をじゅうぶんに確保するために、投資は長期的に続けるべきだ。あるいは、投資に失敗した場合も、それを乗り越えるだけのリスク耐性をもっていなければならない。したがって、短期的に株価が上昇しなければ経済的に幸せになれないのなら、それは投資のしすぎだと言える。 「自分は何でも知っているという幻想をもたないこと」とグラフ氏は言う。「ギャンブルと同じで、短期的には偶然が積み重なることがあるので、自分は実際よりも有能だと思い込んでしまう恐れがある」 ある程度の損失は避けられないため、それで経済的な安全が損なわれるようでは問題だ。長期的に維持される分散したポートフォリオが、リスクを減らしながら着実に資産を増やすための最善の手段になる。 「日々の出費や毎月の支払いをカバーできずに借金をしているなら、投資のペースを落とすべきだ」とブラックウェル氏は指摘する。「慎重に行なう限り、株式投資をするには、特別な知識も、高いリスク耐性も必要ない」 ※本記事は取材対象者の知識と経験に基づいて投資の選定ポイントをまとめたものですが、事例として取り上げたいかなる金融商品の売買をも勧めるものではありません。本記事に記載した情報や意見によって読者に発生した損害や損失については、筆者、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。
Tessa Campbell