世界貿易機関、閣僚交渉「難航」 事務局長、紛争解決制度で
【ジュネーブ共同】世界貿易機関(WTO)のオコンジョイウェアラ事務局長は16日、共同通信などのインタビューに応じ、アラブ首長国連邦(UAE)で今月開かれる閣僚会議で、紛争解決制度や漁業補助金などを巡る交渉が「難航するだろう」との認識を示した。 原則として2年に1度開かれている最高意思決定機関である閣僚会議は、UAEの首都アブダビで26~29日に開催される。水産資源の乱獲につながると批判される漁業補助金の削減に合意できるかどうかや、機能停止に陥っている紛争処理機関(DSB)の改革に対する見通しが示せるかどうかなどが焦点となる。