インフルエンザ患者急増…薬不足も 東京で約6年ぶり「警報レベル」超え
日テレNEWS NNN
東京都では約6年ぶりに、インフルエンザの患者数が「警報レベル」を超えました。患者数が急増する中、インフルエンザの薬も足りなくなってきたといいます。現場を取材しました。 【画像】インフルエンザ感染拡大…「絶対に感染できない人」の対策は? ◇ 都内にあるラーメン店。背脂たっぷりの塩ラーメンが名物で、ランチタイムには店内は満席です。店内が“密状態”になることも多いため、かつて行っていた“対策”、30分ごとの店内の「換気」を最近復活させたといいます。 マニッシュ日暮里店 岡田佑樹店長 「扉を開けて中の空気を回す」 冬の寒い時期、かつての“新型コロナ対策”を復活させたわけは、インフルエンザです。
マニッシュ日暮里店 岡田佑樹店長 「インフルエンザがはやってきた。僕たちもお客様も危ないので換気。僕もかかっちゃうと、年末年始に向けてラストスパートかけてるので、ここで倒れちゃうわけにはいかない」 今後の感染状況によっては“コロナ禍”で使っていた「パーティション」の復活も検討しているということです。 ◇ 年末年始を前に猛威をふるうインフルエンザ。埼玉・戸田市の病院では、インフルエンザの患者が今週に入り“爆発的”に増加しています。 公平病院 公平誠院長 「(先週比)2~3倍ぐらいの患者が今週は来ている。非常に増加の伸びが大きい」
東京都によると、今月22日までの1週間のインフルエンザの患者数は1医療機関あたり40.02人に。前の週の17.36人から倍以上に急増し、警報の基準となる「30人」を超え、去年の今頃の感染者数を一気に上回りました。 都内でインフルエンザの患者数が警報基準を超えるのは2019年1月以来、ほぼ6年ぶりです。また埼玉県では51.06人、千葉県では60.03人となり「流行警報」が出されています。 公平病院 公平誠院長 「この流行状況で年末年始を迎える可能性。この先まだ罹(り)患される方がたくさん発生することが予測される。年末年始で帰省される場合、休日やっている医療機関をおさえておくことが必要」 患者のさらなる“増加”が懸念される年末年始。しかし、都内の薬局では…