カメラ歴10年のかが屋・加賀、M-1ポスターの写真に嫉妬「あのメンバーを撮れるなんて夢」
2025年はもっとカメラの勉強を
──当時、他にもカメラ好きの芸人はいましたか? 加賀 僕の周りにはいなかったんですが、僕がカメラを始める前ぐらいに『アメト──ク』で「カメラかじってる芸人」をやっていて、小籔(千豊)さんが「誰でも彼でも芸人が良いカメラを持つのは良くない」というくだりがあったんです。それを見て僕は逆に高いカメラを使うのは穴だなと思ったんですが、そもそもコントがウケていないのに、カメラを振り回すわけにはいかないので、そこまでアピールもしていませんでした。 ──お笑いライブの撮影は、その後も続けていたのでしょうか。 加賀 事務所に頼まれなくても撮ることがありましたし、ライブ以外でも芸人さんの写真を撮らせてもらって。その写真をSNSなどの告知に使ってもらうこともありました。ただ話は逸れるんですが、最近カメラの仕事をいただくようになって、「クソ~。上手いな」と人の写真を見て腹が立つようになったんです。そんなこと前は思わなかったんですけどね。 ──妬みということですか? 加賀 そうです。たとえば『キングオブコント』の準決勝でウケている芸人を見て、「こんな奴の後にコントをしても絶対にウケないよ」みたいな。先日、公式カメラマンを担当させていただいた『THE W 2024』で公式ポスターを見た同じ事務所の吉住さんが、「Wのポスター二度見しちゃった かっこよ キングダムはじまるやん」とポストしていましたが、「はあ?」と。自分の好きな先輩が、僕よりも後輩を褒めているみたいな感覚になって、「もっと俺のことを褒めてよ!」と(笑)。良くないですよね……初心忘るべからずで、もっと2025年はカメラの勉強をしようと思っています。 ──ということは歴代チャンピオンが集結した今年の「M-1グランプリ」のポスターを見たときは相当嫉妬したのでは……。 加賀 あんなもん悔しくて仕方がない! お笑いオタクとしては、あのメンバーを撮れるなんて夢ですよ! 【後編】かが屋・加賀が芸人20組の写真集を発売「ランジャタイの国崎さんはモデルのように表情を変えてくれて」は下の関連記事からご覧ください。
猪口 貴裕